「社交ダンスは年配の方の趣味?」「今から始めるのは遅い?」。どちらも、初めての方から聞く疑問です。実際には、学生から大人になって始める方まで、さまざまな年代の方が踊っています。年齢よりも、どんなふうに楽しみたいかを出発点にしてみましょう。
若い世代にも、社交ダンスの世界があります
大学の競技ダンス部や、若い世代が集まるサークルなど、10代・20代で社交ダンスに出会う場所もあります。室伏宏明も、大学の新入生歓迎会で声をかけられたことがきっかけでした。
競技ダンスでは、音楽に合わせた表現に加え、スピードや動きの大きさを競い合うスポーツとしての面も楽しめます。一方で、競技を目指さず、好きな音楽で踊ることや仲間との交流を楽しむ方もいます。
普段目にする教室に同年代の方が少なくても、それが社交ダンス全体の姿とは限りません。参加者の雰囲気を知りたいときは、初心者クラスやサークルの見学について聞いてみるのもよい方法です。
大人になってから、楽しみ方を広げる
30代・40代・50代で、新しい趣味として始める方もいます。仕事帰りにレッスンへ通う、夫婦で同じ趣味を持つ、休日に音楽に合わせて身体を動かすなど、生活の中での楽しみ方はさまざまです。
続けるうちに、パーティーで踊ったり、デモンストレーションに出演したり、競技会に挑戦したりと、目標が変わることもあります。始める時点で、その先を一つに決めておく必要はありません。
忙しい時期は回数を調整し、時間に余裕ができたら練習を増やす。そんな通い方ができるかも、教室を探すときに確認しておきたい点です。
60代・70代から、初めて踊る方も
私たちのレッスンでも、70代から社交ダンスを始めた方がいらっしゃいます。「以前からやってみたかった」という気持ちをきっかけに、一つずつ新しい動きを覚えていく楽しさがあります。
年齢が同じでも、運動の経験や踊りたい内容は一人ひとり違います。まずは簡単な足型を短く踊り、休憩を挟みながら、心地よく取り組めるペースを先生と探していきましょう。
体力が気になる方は、レッスンの長さや進め方を相談できるか確認してください。「同年代の人ができるから自分も同じように」と考えず、ご自身の状態や希望を伝えることが大切です。
年齢より、合う場所と目標を選ぶ
若いから競技中心、年齢を重ねたら趣味だけ、という決まりはありません。落ち着いた雰囲気で習いたいのか、仲間とにぎやかに踊りたいのかでも、合う環境は変わります。
- 未経験から参加でき、説明についていきやすいクラスか。
- 自分の希望やペースを相談できるか。
- 通っている方や先生との雰囲気が、自分に合うか。
「この年齢で大丈夫?」を、「ここなら自分らしく楽しめそう?」に置き換えてみてください。体験や見学は、その感覚を確かめる機会になります。